二日酔いのメカニズムと「おしっこ我慢」の誤解
アルコールには強い利尿作用があり、摂取した水分量以上に尿として体外へ排出されるため、体内は深刻な水分不足に陥ります。この脱水症状により血液が濃縮され、血流が悪化することで、脳への酸素や栄養の供給が滞り、頭痛やだるさが引き起こされます。さらに、アルコール分解過程で生成される有害物質「アセトアルデヒド」が胃腸を刺激し、吐き気を誘発します。
「おしっこを我慢すれば水分が体外に逃げないのでは」という疑問に対し、柏木院長は「それは間違いです」と明言しています。尿が膀胱に溜まった時点で、すでに血管内は脱水状態にあるため、我慢しても効果はないとのことです。
二日酔い予防のための「先手必勝」3箇条
二日酔いを防ぐには、飲酒前および飲酒中の対策が重要です。
1. 飲み会前のコップ1杯の水分補給
特に発汗しやすい夏場や体調が優れない時は、事前に経口補水液やスポーツドリンク、麦茶など、ミネラルを含む水分を1杯摂取し、体内の水分量を維持することが推奨されます。
2. 牛乳やヨーグルトで胃粘膜を保護
「飲む前に乳製品を摂ると良い」という話は、胃の粘膜を保護し、アルコールによる急激な胃への刺激や吸収を和らげる効果が期待できるため、理にかなった対策であるとされています。

3. 空腹での飲酒を避ける
脂肪分やタンパク質を含む唐揚げやチーズなどのおつまみを食べながら飲むことで、胃の中でのアルコール吸収速度が緩やかになり、体への負担を軽減できます。また、果糖を含むフルーツジュースも、水分と糖分を同時に補給できるため、有効な選択肢です。
医師が実践する二日酔いからの「超回復ハック」
もし飲みすぎてしまった場合でも、医師が実践する回復法があります。
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漢方薬(五苓散・黄連解毒湯)の活用: 体内の水分バランスを整える「五苓散」や、炎症を抑える「黄連解毒湯」は、二日酔いの頭痛やむくみ症状の緩和に用いられることがあります。
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1時間ごとにコップ1杯を目安に、こまめな水分補給: 一度に大量に飲むのではなく、電解質を含む経口補水液などを少量ずつ摂取することが推奨されます。冷たいものが胃に負担をかける場合は、常温または白湯に近い温度で飲むと良いでしょう。
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しじみの味噌汁とビタミンB群: しじみに含まれるオルニチンやタウリンは肝臓の働きを助けるとされており、温かい汁物として摂取することで水分・塩分補給にもなります。また、アルコール分解にはビタミンB群が大量に消費されるため、マルチビタミンのサプリメントや野菜ジュースでの補給が効果的です。
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胃の不快感には「制酸薬・胃粘膜保護薬」: 胃酸が過剰に出て胃が荒れている場合は、市販の「H2ブロッカー」や制酸薬・胃粘膜保護薬を使用することが考えられます。症状が強い場合や繰り返す場合は、消化器内科の受診が勧められます。
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お粥と梅干しで温活およびクエン酸摂取: 体が冷えると代謝が低下するため、温かいお粥で胃腸を温め、梅干しに含まれるクエン酸でアルコール代謝を促進させることが期待できます。
「フラッシャー」体質が抱える食道がんリスク
柏木院長は、飲酒時にすぐに顔が赤くなる「フラッシャー」と呼ばれる体質の人々に対し、お腹の専門医として警鐘を鳴らしています。
柏木院長は、「お酒ですぐ顔が赤くなる人は、アルコールの有害物質を分解する能力が遺伝的に弱いため、高濃度のアルコール摂取や過度な飲酒、さらに喫煙が重なると、『食道がん』のリスクが非常に高くなると言われています。お酒が弱い自覚がある方や、すぐ赤くなる方は、特に意識して飲む量をコントロールし、予防に努めてください」と述べています。
飲酒は適度に楽しみ、水分対策と体への配慮を組み合わせることで、二日酔いを避け、健康的な毎日を送ることが可能です。
関連情報
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医療法人社団アイメッド 池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック 東京豊島院 公式HP: https://www.ikebukuro-cl.com/
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公式YouTube: https://youtube.com/@hka-wb4jw?si=HieNwRkn7uHKxfCo


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