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TOPPANホールディングスと東京都健康長寿医療センター、小型センサで高齢者の瞬発力を推定する技術の有用性を実証

ニュース

小型・軽量な圧力センサによる身体機能評価技術

TOPPANホールディングス株式会社と地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターは、皮膚表面に貼り付けるシート型ウェアラブル圧力センサを活用し、高齢者の瞬発力を示す「筋力発揮率(Rate of Force Development、以下 RFD)」を簡便に推定する技術の有用性を検証しました。

シート型ウェアラブル圧力センサと計測の様子

研究の背景と目的

高齢者が自立した生活を長く維持するためには、身体機能の低下を早期に評価し、適切な予防につなげることが不可欠です。RFDは、瞬発的な筋力発揮における加速性能を表す指標であり、移動能力や転倒リスクとの強い関連が指摘されています。しかし、これまでは大掛かりな専用計測装置が必要であり、地域健診などの日常的な現場での活用は困難でした。

本研究では、骨格筋が力を発揮する際に生じる皮膚表面の形状変化を検知し、RFDを簡便に推定する技術の開発に取り組みました。

検証結果

東京都健康長寿医療センターの健診プログラム「お達者健診」の参加者21名を対象に、既存の大型装置による推定値と本センサによる推定値を比較しました。その結果、足首の背屈動作などにおいて有意な相関が認められ、小型・軽量なセンサでRFDを推定できる可能性が示されました。

既存手法と本センサによるRFDの相関図

センサの特長と今後の展望

本センサは、インクジェット塗布で形成した有機圧電材料を採用した薄型・柔軟なデバイスです。肌に密着することで、筋収縮に伴う微細な形状変化を正確に捉えることが可能です。

48チャンネルセンサアレイの装着例

今後は、測定条件の最適化や対象者数を増やした検証を重ね、2030年までの社会実装を目指します。地域健診や介護施設、リハビリ現場などでの活用を通じて、高齢者の身体機能低下の予防に貢献することが期待されます。

なお、本研究成果は2026年9月25日から27日に開催される「第80回日本体力医学会大会」にて発表される予定です。

■ 詳細情報

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