フィルターバブルが子どもに与える影響に関する意識調査
オンラインイラスト教室「アタムアカデミー」を運営する株式会社アタムは、小中学生のお子様を持つ親452人を対象に「フィルターバブルが子どもに与える影響に関する意識調査」を実施し、その結果を公開しました。
フィルターバブルとは、動画サイトやSNSなどで、利用者の興味に応じた情報が表示され、結果として同じような内容ばかりに触れやすくなる状態を指します。
調査結果サマリー
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子どものフィルターバブルを実感している親は67.9%に上りました。
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フィルターバブルが子どもに与える心配な影響の1位は「視野が狭くなる」、2位は「偏った考えをもつ」でした。
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子どものフィルターバブル対策として意識していることの1位は「会話を増やす」でした。
子どものフィルターバブルを実感している親は67.9%
「子どものフィルターバブルを実感することがあるか」という質問に対し、「よくある(27.9%)」と「たまにある(40.0%)」を合わせると、67.9%の親が実感していることが判明しました。

多くの親が、子どもが特定のSNSやYouTuberの意見を鵜呑みにしたり、趣味の情報ばかりを閲覧したりする状況を通して、フィルターバブルの影響を感じていると回答しました。
フィルターバブルが子どもに与える心配な影響1位は「視野が狭くなる」
フィルターバブルが子どもに与える心配な影響について尋ねたところ、最も多かった回答は「視野が狭くなる(32.3%)」でした。次いで「偏った考えをもつ(30.1%)」、「間違った情報を信じる(18.4%)」と続きます。親たちは、触れる情報が限定されることで、子どもの興味や考え方が固定化してしまうことを懸念しているようです。

1位:視野が狭くなる
「好きなものについて調べる意欲は良いものの、似たようなものばかりが出てくることで視野の広がりが得られず、知的好奇心が育たないかもしれない」といった声が寄せられました。子どもが興味や閲覧履歴に合った情報ばかりに触れることで、得られる情報の範囲が限られ、知識の幅が広がらないことを懸念する意見が多く見られました。
2位:偏った考えをもつ
「言っていることが極端な感じになっているのが心配」という意見や、「一つの考えに影響を受けてしまい、他人にもその考えを受け入れるよう強制することがある」といった声がありました。自分と似た意見や好みに合う情報ばかりに触れることで、多様な視点が欠如し、考え方が偏る可能性が指摘されています。
3位:間違った情報を信じる
「嘘や噂を事実のように思い込んでいるため、訂正が大変」という親の声も聞かれました。動画サイトやSNSには不正確な情報も多く含まれるにもかかわらず、真偽を確認せずに信じ込んでしまう傾向が懸念されています。
子どものフィルターバブル対策で意識していることは「会話を増やす」
子どものフィルターバブル対策として意識していることの1位は「会話を増やす(30.3%)」、2位は「リアルな体験を増やす(23.0%)」でした。親は、会話や実体験を通じて子どもに多様な意見や出来事に触れてほしいと考えていることがうかがえます。

1位:会話を増やす
「ネットの情報だけで判断しないように、家族で会話する時間を大切にしている」という意見が多く見られました。子どもが見た動画やニュースについて話し合い、「本当にそうなのかな?」と一緒に考えることで、別の見方に気づいたり、情報の違和感に気づいたりするきっかけになると考えられています。
2位:リアルな体験を増やす
「ネット以外の体験を増やすように意識し、外遊びや読書など幅広い刺激を与えている」という声がありました。外遊びや習い事、部活動などのリアルな体験は、ネットに触れる時間を減らすだけでなく、家族や友人と共に多様な価値観に触れる機会にもなると期待されています。
その他の対策
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利用時間を制限する:ネットに触れる時間を減らすことで、同じ情報の繰り返し視聴や受け身での情報消費を防ぎやすくなると考えられます。
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偽情報もあると教える:SNSや動画サイトには嘘や大袈裟な演出があることを伝え、情報を鵜呑みにしないよう促すことが重要です。
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読書を促す:図書館や書店で多様なジャンルの本に触れることで、信頼性の高い情報源から幅広い知識を得る機会を提供します。
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一緒に利用する:親子でSNSや動画サイトを一緒に利用することで、子どもがどのような情報に触れているかを把握し、誤情報への対応が可能になります。
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多様な考え方を伝える:「考え方は人の数だけある」といったメッセージを伝えることで、ネット上の極端な意見を鵜呑みにせず、多様な意見を受け入れる柔軟性を育むことが期待されます。
監修者からの考察
こころサポートクリニック院長の平山貴敏氏は、フィルターバブルについて以下のように考察しています。
「フィルターバブルという言葉は比較的新しいものですが、スマートフォンやインターネットが当たり前となった現代では、ある程度避けることのできない現象ともいえます。子どもが日常的に利用する中で、触れる情報が偏ってしまわないかという親御さんの心配は当然でしょう。しかし、こうした心配は、形を変えながらも昔からあったものではないでしょうか。今の親世代が子どもだった頃にも、話題のテレビ番組や最新のゲームなどに夢中になることがあったはずです。情報を得る手段や夢中になる対象が変化し、現在ではその一つとして『フィルターバブル』という現象が生じているとも考えられます。
大切なのは、フィルターバブルを過度に恐れることではなく、子どもとの関わり方です。時代や情報環境が変わっても、その本質は変わりません。子どもとのコミュニケーションを大切にし、日々一緒に過ごす時間を持つことが、子どもがさまざまな情報や価値観に触れ、自分なりに考えていくための土台になるのではないでしょうか。」

平山貴敏氏は、こころサポートクリニック院長であり、腫瘍精神科を専門としています。遺族ケアや家族ケアの普及啓発にも取り組んでおり、働く人のメンタルケアにも従事しています。詳細については、こころサポートクリニックをご覧ください。
調査概要
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調査対象: 小中学生のお子様がいる人
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調査期間: 2026年7月29日~8月10日
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調査機関: 自社調査
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調査方法: インターネットによる任意回答
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有効回答数: 452人(女性341人/男性111人)
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回答者の年代: 20代 7.1%/30代 39.6%/40代 43.6%/50代以上 9.7%
アタムアカデミーについて
アタムアカデミーは、子どもの創造性を育むオンラインイラスト教室です。2020年5月にサービスを開始し、小中学生を中心に日本全国から生徒が通う日本最大級のイラスト教室に成長しています。アタムアカデミーでは、絵を「インプット(観察・体験)→再構成(編集・解釈)→アウトプット(表現・伝達)」の3プロセスと捉え、グループレッスンやテーマ設定を通じて、子どもたちが多様な表現に触れ、自分なりの解釈で表現する力を鍛えることを目指しています。
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