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マダニ被害調査:8割が「自分で取ろうとした」経験あり、SFTS感染リスク認知度は23.7%に留まる

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マダニ被害調査:8割が「自分で取ろうとした」経験あり、SFTS感染リスク認知度は23.7%に留まる

2026年夏のお盆シーズンを前に、マダニ被害に関する意識調査が実施されました。この調査により、マダニに噛まれた経験者の8割以上が自己処置を試みており、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の感染リスクに対する認知度が低い実態が明らかになりました。

調査の背景と目的

毎年お盆シーズンには、キャンプ、登山、帰省先での農作業など、自然の中での活動が増加します。国立感染症研究所のデータによると、マダニが媒介する感染症の報告数は夏季に集中しており、特に7月から9月は年間発生数の約60%を占めることが報告されています。しかし、マダニに噛まれた際の正しい対処法や、SFTS等の重篤な感染症リスクについての認知度は依然として低いことが課題とされています。

医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニックは、お盆シーズンのアウトドアや帰省に伴うマダニ被害の増加が見込まれる中、全国の20代から60代の男女300名を対象に「マダニ刺されに関する意識調査」を実施しました。本調査は、マダニ刺されの経験や対処法の認知度、感染症リスクへの理解度を明らかにし、正しい対処法の啓発を目的としています。

調査概要

  • 調査対象: 全国20代から60代の男女で、過去5年以内にキャンプ・登山・農作業などアウトドア活動の経験がある方

  • 調査期間: 2026年7月6日〜7月15日

  • 調査方法: インターネット調査

  • 調査対象人数: 300名

調査結果

約4割がマダニに噛まれた経験あり

アウトドア活動経験者の約4割がマダニ被害を経験していることが判明しました。また、約1割の方は「わからない」と回答しており、気づかないうちに被害を受けている可能性も示唆されます。マダニは痛みを感じにくいため、発見が遅れるケースも多いと考えられます。

マダニ被害の経験有無

8割以上が「自分で取ろうとした」危険な対処を経験

マダニ被害経験者の81.3%が自己処置を試みており、正しい対処法である「そのまま医療機関を受診」を選択した人は僅か12.9%でした。無理に引き抜くと口器が残存し、感染症リスクが高まるため、この結果は深刻な啓発不足を示しています。

マダニ刺されの対処法

SFTS認知度は僅か23.7%、76.3%が「知らない」

致死率10〜30%と報告されるSFTSについて、76.3%が「知らない」と回答しました。名前と症状の両方を理解している人は僅か8.7%に留まり、重篤な感染症リスクへの認知度の低さが浮き彫りになりました。

SFTS感染症の認知度

正解の「皮膚科」を選択したのは43.0%

マダニ刺されの第一選択となる「皮膚科」を正しく回答できたのは43.0%でした。28.3%が内科を選択しており、マダニ除去の専門的処置が可能な診療科についての認知が十分でないことがわかりました。

受診すべき診療科の認知

「特に何もしていない」が最多の35.3%

約3人に1人がマダニ対策を「特に何もしていない」と回答しました。長袖・長ズボンの着用や虫除けスプレーの使用など、基本的な予防策を実践している人は6割程度に留まり、予防意識の向上が急務であることがわかりました。

マダニ対策の実施状況

調査まとめと専門家の見解

本調査により、アウトドア活動経験者の約4割がマダニ被害を経験している一方で、正しい対処法の認知度は著しく低いことが明らかになりました。特に、被害経験者の8割以上が「自分で取ろうとした」という危険な対処を行っており、SFTS等の重篤な感染症リスクを知っている人も23.7%に過ぎません。お盆シーズンを前に、マダニ刺されの正しい対処法(無理に取らず皮膚科を受診)と感染症リスクについての啓発が急務であることが示されました。

アイシークリニックの髙桑康太医師は、「マダニに噛まれた場合は絶対に自分で無理に引き抜かないでください。マダニの口器には逆向きの棘があり、無理に引き抜くと口器が皮膚内に残存し、感染症リスクが大幅に高まります」と注意を促しています。

医師によると、マダニを無理に引き抜くと、体内の病原体が人体に逆流する恐れがあり、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)、日本紅斑熱、ライム病などの感染症リスクが高まります。特にSFTSは致死率10〜30%と報告される重篤な感染症であり、国内でも毎年60〜100例程度の発生が報告されています。西日本を中心に発生していましたが、近年は関東地方でも確認されるようになっており、全国的な注意が必要です。

皮膚科では、専用のマダニ除去器具を用いて口器を残さず安全に除去します。また、除去後は感染症の潜伏期間(通常1〜2週間)を考慮した経過観察の指導や、必要に応じて抗菌薬の予防投与を行います。

マダニに噛まれた際の正しい対処法

  • 絶対に自分で無理に引き抜かない

  • マダニを触らず、そのままの状態で皮膚科を受診

  • 夜間・休日は清潔なガーゼで覆い、翌日受診でも可

  • 受診後2週間は発熱・発疹等の症状に注意

お盆シーズンのマダニ予防対策

  • 長袖・長ズボン・帽子を着用し、肌の露出を減らす

  • ディート・イカリジン配合の虫除けスプレーを使用

  • 草むら・藪に直接座らない、寝転ばない

  • 帰宅後は速やかに入浴し、全身をチェック

よくある質問(Q&A)

Q1. マダニに噛まれたらどうすればいい?
A. マダニを触らず、そのままの状態で皮膚科を受診することが最も安全な対処法です。無理に引き抜くと口器が皮膚内に残存し、感染症リスクが高まります。夜間や休日の場合は、マダニ部分を清潔なガーゼで覆い、翌日の受診でも問題ありません。

Q2. マダニは自分で取っていいの?
A. 自分で取ることは推奨されません。無理に引き抜くと、70〜80%の確率で口器が皮膚内に残存するとされています。また、マダニの体を圧迫すると体内の病原体が逆流し、SFTS等の感染リスクが高まります。皮膚科では専用器具で安全に除去できます。

Q3. マダニに噛まれたら何科を受診すればいい?
A. 皮膚科を受診してください。皮膚科ではマダニ除去用の専用器具を備えており、口器を残さず安全に除去することができます。また、除去後の感染症予防指導や、必要に応じた抗菌薬の処方も行います。

Q4. マダニに噛まれた後、どんな症状に注意すべき?
A. 除去後2週間は、発熱・発疹・倦怠感・消化器症状に注意が必要です。マダニが媒介する感染症の潜伏期間は1〜2週間程度です。この期間中に38℃以上の発熱、全身の発疹、強い倦怠感、下痢・嘔吐などの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。受診時には必ずマダニに噛まれた経緯を伝えることが重要です。

Q5. マダニに噛まれないための予防法は?
A. 長袖・長ズボンの着用と虫除けスプレーの使用が基本的な予防策です。肌の露出を減らすため、長袖・長ズボン・帽子を着用し、ズボンの裾は靴下の中に入れましょう。ディート・イカリジン配合の虫除けスプレーも有効です。また、帰宅後は速やかに入浴し、耳の後ろ・脇の下・膝裏など全身をチェックしてください。

クリニック案内

アイシークリニックは、皮膚科専門の医師が在籍し、感染症リスクの適切な評価と経過観察を指導しています(新宿院一般皮膚科のみ対応)。新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で土日祝日も診療しており、お盆シーズンの急な受診にも対応しています。

診療予約は以下のリンクより承っております。

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