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不労所得への高い関心と労働型副業の実態が浮き彫りに – 全国500名意識調査

お金・くらし

調査概要と回答者属性

本調査は2026年7月13日から7月27日にかけてインターネットで実施され、全国の20代から60代の男女500名(男性176名、女性324名)から有効回答を得ました。

性別内訳では女性が64.8%(324名)、男性が35.2%(176名)を占め、家計や収入の補完手段としての副業に対する女性の関心の高さがうかがえます。

性別の内訳を示す円グラフ

年代別では30代が32.0%(160名)で最多、次いで40代が26.6%(133名)、20代が18.8%(94名)と続き、働き盛りで収入拡大への意欲が高い世代が約8割を占めています。

年代別の構成比を示す円グラフ

職業別では会社員(正社員)が35.0%(175名)で最も多く、パート・アルバイトが17.0%(85名)、自営業・フリーランスが15.4%(77名)と続いています。

様々な職業の内訳を人数別に棒グラフで示したデータ

本業以外の収入の経験率

「現在、本業以外の収入(副業・不労所得)はありますか?」という質問に対し、「単発・不定期にある」が57.4%(287名)、「継続的にある」が24.6%(123名)という結果でした。「過去にあったが今はない」12.0%(60名)を含めると、本業以外の収入を得た経験がある人は94.0%に達し、副業や資産運用が多くの人にとって身近な選択肢となっていることが示唆されます。

本業以外の収入の有無に関するアンケート結果を示す棒グラフ

副業ジャンルの実態:労働型が主流

「その副業・不労所得は、主にどのジャンルですか?」という質問(複数回答)では、「クラウドソーシング・在宅ワーク」(ライティング、データ入力など)が57.0%(285名)で1位となりました。次いで「ポイ活・アンケートモニター」が50.0%(250名)と続き、上位2項目は時間と労力を投下し続けなければ収入が発生しない「労働型」の副業です。

一方、資産が収入を生む「不労所得型」では、「投資信託・NISA・iDeCo」が22.0%(110名)、「株式投資(配当・売買益)」が19.2%(96名)にとどまり、「不動産投資(家賃収入など)」は3.0%(15名)と少数でした。この結果は、憧れの不労所得と実際に取り組んでいる副業の間に明確な隔たりがあることを示しています。

副業や不労所得のジャンル別の内訳を示す棒グラフ

自由記述では、手軽に始められる労働型副業を選んだものの、その効率の悪さを実感した声が多数寄せられました。

  • 「手軽に始められると思いポイ活アプリをダウンロードしましたが、数十円を稼ぐために動画広告を何度も見たり、多くの時間を費やしたりする必要があり、非常に効率が悪いと感じました。あまりの還元率の低さに『これなら普通に働いたほうが圧倒的に早く稼げる』と気づき、時間を無駄にしてしまったと強く思いました。」(20代女性・自営業、フリーランス)

  • 「アンケート回答のポイ活で、少しずつポイントを貯めることがありますが、時給に換算してみるととんでもなく安価だということがわかり、時間の有効活用ができていなかったと反省しています。」(40代女性・会社員(契約・派遣社員))

副業収入の実態:月5,000円未満が多数

「副業・不労所得による1ヶ月あたりの平均収入」については、「5,000円未満」が41.0%(205名)で最多となりました。「収入はない・ほぼゼロ」18.0%(90名)を合わせると59.0%が月5,000円未満にとどまっており、多くの人が副業に取り組んでいても、その大半が「お小遣い程度」の域を出ていない実態が明らかになりました。一方、「10万円以上」を得ている層は合計でわずか4.4%でした。

1ヶ月あたりの平均収入の内訳を棒グラフで示した画像

副業・不労所得を始めた理由

「副業・不労所得を始めた(始めたい)主な理由」(複数回答)では、「自由に使えるお金を増やしたいから」が54.0%(270名)で最多となりました。次いで「本業の収入だけでは足りないから」が40.8%(204名)、「将来・老後の備えのため」が32.6%(163名)と続き、日々の生活の余裕と将来への備えの両方が副業を後押ししていることがわかります。また、「働かずに得られる収入がほしいから」22.0%(110名)、「資産を増やしたい・お金に働いてほしいから」20.2%(101名)も上位に挙げられており、労働に頼らない収入源を求める意識が広がっていることがうかがえます。

副業や不労所得を始めた、または始めたい理由の内訳を示す棒グラフ

不労所得への印象と今後の意向

「『不労所得(働かずに得られる収入)』に対して、どのような印象を持っていますか?」という質問では、「強く憧れる・目指したい」が49.0%(245名)、「やや憧れる」が39.0%(195名)と合わせて88.0%が肯定的な印象を持っていることが明らかになりました。「うさんくさい・警戒している」はわずか1.4%(7名)、「あまり関心がない」も1.2%(6名)にとどまり、不労所得に対するネガティブなイメージが薄れていることが示唆されます。一方で「既にできている」と答えた人は0.8%(4名)に過ぎず、憧れと実現の間に大きな隔たりが存在しています。

不労所得に対する人々の印象を調査した棒グラフ

不労所得の実現者からは、資産からの収入の手応えを語る声が寄せられました。

  • 「コツコツと高配当銘柄の株を買い集めて少しずつ不労所得が増えてきている。年々増配するので時間が経つにつれて勝手に収入も増える。」(30代男性・会社員(正社員))

  • 「賃貸併用住宅に住んでいることで家賃収入が月14万円、ローン返済7万円で自宅にタダで住めて小遣いが7万円もらえて非常に充実している。」(50代男性・会社員(正社員))

一方で、何から始めればよいかわからず立ち止まっているという声も目立ちました。

  • 「将来不労所得ができたらいいなとは思うが、何から始めたらいいのか、自分は何ができるのかわからず、調べるだけ調べて始めずじまいというのが現状です。」(20代女性・パート・アルバイト)

「今後、副業・不労所得で『不労所得(資産運用・投資など)』の割合を増やしたいと思いますか?」という質問では、「強くそう思う」が44.0%(220名)、「ややそう思う」が38.2%(191名)となり、合計82.2%が増やしたいと回答しました。現在の副業の主流が労働型である一方で、8割超が資産運用型へのシフトを望んでいるという結果は、多くの人が「時間を切り売りする働き方」の限界を感じていることの表れと言えるでしょう。

不労所得の割合を増やしたいかというアンケート結果を示す棒グラフ

労働型の副業で得た資金を元手に資産運用へ移行しようとする、段階的なアプローチも見られました。

  • 「週に2日夜に2時間半のバイトで取り合えず200万円を貯めました。今はこのお金で少額ずつですがNISAの積立投資をしてお金に働いて貰ってます。コツコツ貯めたお金を少しでも増やせれば嬉しいです。副業で貯めたお金を利用して不労所得が実現出来ればいいなぁと思います。」(50代女性・会社員(正社員))

考察:労働型から資産形成型へのシフトの鍵は正しい知識

今回の調査結果は、多くの人が不労所得に憧れを抱く一方で、実際に取り組んでいる副業は労働型が主流であり、その収入も限定的であるという構造的なギャップを明確に示しています。この背景には、労働型副業は元手なしで始めやすいのに対し、資産運用型は知識と原資が求められ、最初の一歩を踏み出しにくいという事情があると推測されます。

しかし、82.2%が不労所得の割合を増やしたいと回答しており、副業で貯めた資金を投資に回すといった具体的な移行の動きも見られます。時間を売る働き方には上限がありますが、資産が生む収入には積み上げの効果が期待できます。このギャップを埋める第一歩は、それぞれの手段の仕組みとリスクを正しく理解することです。

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