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重症熱性血小板減少症候群(じゅうしょうねっせいけっしょうばんげんしょうしょうこうぐん)

その他

ブニヤウイルス科フレボウイルス属の重症熱性血小板減少症候群ウイルス(じゅうしょうねっせいけっしょうばんげんしょうしょうこうぐんういるす:Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome: SFTS)による感染症です。

SFTSウイルスの症状

SFTSウイルスに感染した場合、潜伏期間6日~14日を経て、38度以上の発熱や消化器系(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)の症状が現れます。中には、頭痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴い、重篤化(じゅうとくか:病状が非常に重いこと)すると死亡に至り、致死率は10~30%程度であると考えられています。

日本においては、2013年3月4日からSFTSウイルスによる重症熱性血小板減少症候群は四類感染症(届け出が必要な感染症の総称)に指定してされており、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律における届出の対象となっています。

*ただし、病原体がSFTSウイルスに限ると指定されています。

SFTSウイルスの治療法

治療は対症的な方法(病気の症状を和らげ,苦痛を軽減するための治療)しかなく、有効な薬剤やワクチンが無いのが現状です。

SFTSウイルスの感染原因

SFTSウイルスを保有するダニに咬まれることにより感染します。また、血液等の患者体液との接触により人から人への感染も報告されていますが、飛沫感染や空気感染は報告されていません。また、いずれの患者も西日本で発生していますが、マダニ科のダニは日本国内に広く分布しているので、実際にはもっと広く存在するウイルスであると考えられています。

SFTSウイルスの予防法

マダニ科のダニは主に屋外の森林や草地などの屋外に生息していますので、咬まれない為の防護策(森林や草地などに半袖半ズボンでで入らない、長袖、長ズボン、長靴など)をとるなどの対策しかありません。また、ブニヤウイルス科に共通した性質から類推では、SFTSウイルスは酸や熱に弱く、消毒用アルコールや台所用洗剤、紫外線の照射によって急速に失活すると考えられていますので、そう言った対処も予防策になります。

 

 

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