20代正社員の年収と給与満足度、投資状況
20代正社員の現在の平均年収は400.3万円である一方、理想の平均年収は645.0万円であり、244.7万円の差があることが判明しました。現在の年収分布では「300万円台」が31.1%で最も多く、理想年収については「700万円以上」が24.0%で最も高い割合を示しています。
現在の給与に対する満足感については、「満足していない」と回答した割合が43.1%に上り、「満足している」の29.6%を上回りました。また、投資の実行有無について尋ねたところ、全体の41.0%が投資を行っていると回答しています。現在の給与に「満足している」人では53.0%が投資をしている一方、「満足していない」人でも35.3%が投資を行っており、給与満足度に関わらず将来への備えや資産形成への意識が高いことが示唆されます。



出世意向とその背景
現在役職についていない20代正社員に今後の出世に対する意向を尋ねたところ、「出世は望まない」が52.3%と半数を超え、「出世したい」の47.7%を上回る結果となりました。
出世を望まない理由としては、「責任が増える」「給料が増えないのに責任ばかり増える」「ワークライフバランスが崩れそう」といった意見が多く挙げられています。一方、出世を希望する層からは「働くならキャリアを積んでいきたい」「部長クラスにならないと理想年収になることができない」といった声が見られました。
また、出世したいと回答した人に「どの役職まで昇進したいか」を尋ねると、「係長・主任・職長クラス」が51.8%で最多となりました。



仕事と私生活の比重
働く目的について尋ねたところ、「お金のため」が75.5%で最も高く、次いで「趣味のため」が61.1%となりました。
生活の比重については、現在の状況では「私生活の充実を重視した生活になっている」が52.5%で最も高い割合を示しています。しかし、理想の状況については「仕事・私生活どちらの充実も等しく重視した生活になっていたい」と考える層が41.3%と、現在の状況(27.6%)を13.7ポイント上回る結果となりました。


調査結果が示す20代正社員の傾向
今回の調査結果からは、20代正社員が現在の経済状況だけでなく、将来を見据えた行動を取っていること、そして出世意欲が役職や責任の重さ、報酬とのバランスによって判断されていることがうかがえます。また、私生活を重視しつつも、仕事と私生活の双方を等しく充実させたいという意向が強いことが示されました。企業においては、若手人材の確保や定着のため、単に管理職ポストや賃金を増やすだけでなく、仕事と私生活の両立を可能にする制度設計やキャリアパスの提示が重要であると考えられます。
調査概要
本調査の概要は以下の通りです。
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調査期間:2025年11月18日(火)~ 11月21日(金)
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調査方法:インターネット調査
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調査対象:20~29歳の正社員
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有効回答数:585名
調査結果の詳細は、以下のリンクよりご確認いただけます。
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