背景と目的
近年、企業におけるハラスメント対策は経営上の重要な課題と認識されており、組織内だけでなく、中立性と専門性の高い「外部窓口」への需要が高まっています。伊藤忠商事労働組合では、組合員の心身の健康を保護し、誰もが働きやすい職場環境を維持することを目指し、SISTERSが提供するハラスメント相談窓口を導入しました。これにより、従来の組織内ルートに加え、公認心理師による専門的な相談、さらには組合への情報共有を行わない形での相談も可能な、新たな相談体制が確立されました。
本窓口の3つの特徴
本相談窓口は、以下の3つの特徴を有しています。
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公認心理師による専門的なサポート
国家資格を持つ公認心理師が第三者の立場で相談に対応します。単なる事実確認に留まらず、相談者の気持ちの整理を重視し、心理的な負担の軽減を支援します。 -
プライバシーを徹底した情報管理
相談者の同意がない限り、相談内容が組合や会社に共有されることはありません。匿名性を維持したまま「まずは話を聞いてほしい」というニーズにも対応します。 -
柔軟な相談メニューの提供
従来通り組合に相談できるルートも併設されており、多様なニーズに応じた窓口が実現されています。
担当心理師プロフィール
本窓口を担当するのは、合同会社プシケメンタルスクールの公認心理師である松尾 華香氏です。松尾氏は、発達特性のある子どもの療育や、クリニック、オンラインカウンセリングでの経験を有しています。働く中で生じる不安や違和感、辛さについて安心して話せるよう傾聴し、状況や気持ちの整理を支援しながら、今後の対応を共に検討するサポートを行います。
関係者コメント
伊藤忠商事労働組合 組合長 奥山亜希氏

奥山亜希組合長は、「多様な社員が活躍できる職場には、ハラスメントの未然防止と、発生時の早期解決体制が不可欠です。会社には内部通報制度がありますが、被害者は精神的な回復や気持ちの整理を望むことが多いと感じています。この課題に対し、国家資格を持つ心理士にも相談できる組合独自のハラスメント窓口を新設します。まずは安心して気持ちを整理できる“一次対応”の場を設けることで、精神的負担の軽減や早期回復につながると考えます。今後も組合として、声なき声を拾い、安心して働ける環境づくりに努めてまいります」とコメントしています。
株式会社SISTERS 代表取締役社長 鈴木彩衣音氏

株式会社SISTERSの鈴木彩衣音代表取締役社長は、「『まずは誰かに話を聞いてほしい』『いま感じている心理的な辛さを整理したい』と思っていても、会社側に情報が伝わることへの不安から、相談をためらってしまう方も少なくありません。今回の相談窓口は、そうした声に応えるために伊藤忠商事労働組合様と一緒に設計しました。労働組合としてのハラスメント窓口の機能に加えて、外部の専門機関として公認心理師が関わる仕組みを整えることで、『まずは安心して話せる場』をつくることを目指しています。この取り組みを通じて、より安心して働き続けられる職場づくりに貢献していきたいと考えています」と述べています。
株式会社SISTERSについて
株式会社SISTERSは、「すべての人の尊厳が守られる社会」を理念に掲げ、ハラスメント対策として、アクティブ・バイスタンダー研修やハラスメント相談窓口の支援を提供しています。
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所在地: 東京都新宿区市谷田町2-17 八重洲市谷ビル10F
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代表者: 代表取締役社長 鈴木彩衣音
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お問い合わせ:https://tally.so/r/mekDEq


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