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膣トリコモナス症の症状と予防と治療法

寄生虫、原虫

病原体は原生生物の膣トリコモナス(チツホネマクムシ)が性器に入り感染します。最も多い感染部位は女性の尿道および膣で、男性の場合は排尿によって原虫が排除されてしまうことも多とされています。

膣トリコモナス症の症状

多くは女性に症状が現れ、膣炎、子宮頸管炎、尿道炎といった症状が起きます。悪臭を伴う泡だったおりものや、性交、排尿時の不快感、性器のかゆみ、痛み、灼熱感などの症状が現れ、まれに下腹部に痛みを感じる場合もあります。

男性の場合にはたいていが無症状ですが、ときどき尿道にかゆみを感じたり、排尿、射精時に軽い痛みを感じたりする人もいます。

通常は10日ほど潜伏期を経てこれらの症状が現れる事が多いですが、中には感染しても症状が現れない場合もあります。なお、HIVとAIDS(エイズ)感染リスクや未熟児の出産が増加するという指摘もあります。

膣トリコモナス症の治療法

病院に行く場合は、男性は泌尿器科、性病科が主で、女性は、婦人科(産婦人科)、性病科になります。治療法は、通常メトロニダゾール(抗原虫薬、抗菌薬)を、10日間前後服用します。女性には、膣剤を併用する場合もあります。

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膣トリコモナス症の感染原因

主に性行為による感染になりますが、下着やタオル、便座、あるいは風呂をまたぐ際や、出産時に母から感染など、接触によって感染する可能性もあります。

膣トリコモナス症の予防法

コンドームの着用によるセーファーセックス (性感染症やHIVに感染するリスクを下げるように配慮した性行為)で病原菌の感染を防ぐことが可能ではあるが、100%(完全)防ぐ事が出来ると言う訳ではありません。

パートナーがいる場合、性行為で感染している事もあるので、パートナーも同時に検査をする事をお勧めします。
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