髪の毛の一本ごとには寿命があり、毛が伸びる成長期、毛が抜ける後退期、毛が生える休止期があり、個人差はありますが一日に0.2㎜~0.4㎜くらい伸び、5年から6年位で抜けていきます。
この一連のサイクルをヘアサイクル(毛周期)と呼ばれ、健全な髪の毛も後退期には自然に抜け落ち新しい髪に生え変わって行きます。
通常は人間の髪の毛は10万本あると言われ、一日に80~100本くらいは自然に抜け落ちて行きますが、このヘアサイクルが正常であればおおよそう90%の髪の毛が成長期の段階にあるため、後退期に髪の毛が抜けても次々と新しく生え変わり薄毛などになっていくことはありません。
髪の毛が成長し始める初期段階には柔らかい軟毛の状態で、次第に堅い髪に育っていきますが、ヘアサイクルおける成長期に異常が生じ髪の毛をつくりだす毛包の成長が十分にできないと軟毛の状態で成長が止まり、休止期に入って抜け落ち育たないうちになくなってしまい、その結果、薄毛や抜け毛が目立つようになります。
これを休止期脱毛と言い、また成長期の髪の毛が抜け落ちていく症状を成長期脱毛と呼ばれ、円形脱毛症などがその例になります。
いずれもヘアサイクルの乱れによって引き起こると言え、それが薄毛の症状になってしまいます。
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