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梅毒(ばいどく)の症状と治療と予防法

真正細菌や細菌

梅毒は、黴毒、瘡毒(そうどく)とも呼ばれていて、スピロヘータの一種である梅毒トレポネーマによって発生する(性病)性感染症です。

梅毒(ばいどく)の症状

梅毒(ばいどく)は、第1期、第2期、潜伏期、第3期、第4期の5段階に分けられています。第1期と第2期が感染しやすく、感染後約1週間~13週間で発症します。第1期と第2期の段階で抗生物質ので治療をすれば、第4期に進行することはほぼなく、死亡する例はほとんどありません。また、第1期梅毒の最初の数週間は抗体発生前で、検査において陽性を示さない事が多いです。

 

 

第1期 感染後3週間~3か月のは、感染した部位(陰部、口唇部、口腔内)に無痛性のしこり(硬結)ができ膿を出すようになります。自然にしこり(硬結)は消えていきますが、稀に潰瘍となる事もあります。また、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れてきますが、これも数週間で消えていきます。感染から6週間を超える頃に梅毒検査で陽性反応が出るようになります。
第2期 感染後3か月~3年になると、全身のリンパ節が腫れや発熱、倦怠感、関節痛などの症状がでる場合があります。
バラ疹と呼ばれる特徴的な全身性発疹が現れることがあり。赤い目立つ発疹が手足の裏から全身に広がり、顔面にも現れます。特にてのひら、足底に小さい紅斑が多発し、皮がめくれるのが特徴的な症状です。治療しなくても1か月で消失しますが、抗生物質で治療しない限りトレポネーマは体内に残っている状態です。
潜伏期 潜伏期
前期潜伏期は、第2期の症状が消えるとともに始まり、潜伏期が始まってからの2年から3年間は、第2期の症状を再発する場合があります。
後期潜伏期は、不顕性感染(細菌やウイルスなどの病原体に感染したにもかかわらず、感染症状を発症しない状態)の期間で数年から数十年経過する場合もあるが、この期間は感染力を持たないとされています。
第3期 感染後3~10年になると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が発生する。
第4期 感染後10年以降になると、多くの臓器に腫瘍が発生したり、脳、脊髄、神経を侵され麻痺性痴呆、脊髄瘻を起こし(脳梅)、死亡する事もあります。

 

梅毒(ばいどく)の治療法

病院に行く場合、主に男性は泌尿器科、性病科、皮膚科で、女性の場合は産婦人科、皮膚科、性病科、特に皮疹(皮膚にあらわれる発疹)がある場合は皮膚科がよいです。

治療法は、ペニシリン系の抗生物質の投与で治癒し、投与期間は第1期で2~4週間、第2期では4~8週間、第3期以降は8~12週間が目安になります。

また、妊娠中、エリスロマイシン(マクロライド系抗生物質の1つ)を使用した場合には、出産後改めて新生児に治療する必要があります。

なお、感染してから1年以内の梅毒を治療した場合、治療初期に38度台の高熱(菌を一気に死滅するための反応熱)が出ることがあります。初回治療の場合は、病院でしばらく観察する必要があります。

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梅毒(ばいどく)の感染の原因

主に性行為全般で、オーラルセックス(フェラ)、アナルセックスも含め、皮膚や粘膜の微細な傷口から侵入し感染します。これ以外にも母子感染、輸血血液を媒介とする感染もあり、母子感染の場合、子供は先天梅毒となります。

梅毒(ばいどく)の予防法

不特定多数(確率的にその中に感染者が含まれているため)との性行為の自粛、またコンドームの着用によるセーファーセックス (性感染症やHIVに感染するリスクを下げるように配慮した性行為)で病原菌の感染を防ぐことが可能ではあるが、100%(完全)防ぐ事が出来ると言う訳ではありません。口から口へという経路やオーラルセックスでの感染もあると言う事を念頭に入れておきましょう。

 

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